学生の調査で「人生を変えた本」といわれた『嫌われる勇気』

読 書

「人生を変えた本」として紹介していた本

テレビのインタビューで学生さんが「人生を変えた本」として紹介していたので再読してみました。

アドラーの心理学を、青年と哲人が問答形式で進めていくので、ドラマの感情移入のように、どちらかの思いと同じだったりして引き込まれます。
「承認欲求の否定」「トラウマの否定」などとらえ方の違いがとても面白く書かれています。
心理学的には必要な表現や状況と、それをどう前に進む糧にしていくかという応用のような感じのちがいでしょうか。

承認欲求は自然の事だが、それを求めるためだけに生きていこうとすると無理が出てくる。。
色々な意味でバランスが大事だなぁ。。。と痛感する一冊。


自分自身が納得して自分らしく生きていくためには「嫌われる勇気」も必要だ、けして他人が幸せにしてくれるわけではないので。。
「視点を変える」それがどれほど多くの前進につながるか、考え深いところです。
読後感がとてもさわやかな、「そうだな!頑張ろう」と思える良書です。

人関係というと、どうしても「ふたりの関係」や「大勢との関係」をイメージしてしまいますが、まずは自分なのです。承認欲求に縛られていると、対人関係のカードはいつまでも他者の手に握られたまになります。人生のカードを他者に委ねるか、それとも自分が握るのか課題の分離、そして自由について、もうー度ご自宅でゆっくり整理されてみてください。また次回、ここでお待ちしています。

横の関係、アドラー心理学の根本原理だといえるでしょう。それが「同じではないけれど対等」という言葉に表れているのですか?
ええ、対等すなわち「横」です。たとえば、専業主婦の方に「なんの稼ぎもないくせに」とか「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」と罵る男性がいます。
「金銭的になんの不自由もさせてないのに、なんの不満があるのか」といった話も聞きますね。なんと情けない話でしょう。経済的に優位かどうかなど、人間的な価値にはまったく関係ない。会社員上と専業主婦とは働いている場所や役割が違うだけで、まさに「同じではないけれど対等」なのです。

 

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