50代主婦 通信大学で英語を学ぶ②『グローバルグローバルモード』

大学 リスキリング

海外の相手を動かす『ビジネス・ミーティング』の基本

 

 

 

 

 

科目名は『英語ビジネスミーティングの基礎』
テキスト名は『グローバルモード・海外で相手を動かすビジネス・ミーティングの基本』

前回の続きで通信大学で英語の授業を受けてよかったシリーズ。

英語が好きでアメリカ留学までしたのに、なんでか疑問に思っていたことが納得できた授業の数々。

まさに『グローバルモード』
英語力というよりも、グローバルモードに切り替える事が重要なんですね。

どういうことかというと、前回から引き続く『文化の違い』をどう理解するかという事です。

そしてこのテキストは「ビジネスミーティング」シーンを題材にしていますが、どんな場面でも必要になる文化的な違いと考えてもいいかもしれません。
知っておいて損はないと思いました。

日本人に決定的に足りていないスキル
日本人同士が日本語でコミュニケーションする「ローカル・モード」から、さまざまな国の人が英語でコミュニケーションするための「グローバル・モード」への転換です。グローバル社会を動かす原理は、「人と人は違う。そして、違うことは良いこと」というものです。人と人の違いを際立たせ、それを活用しながら何かを一緒に創り上げていく世界です。

もちろんこういうことは知っていました。でも知っているのと理解しているのとは違うなぁとしみじみ思います。

3つのモードの切り替え

まず初めに3つの大きなモードの切り替えを重要視しています。

  1. 根源となる「思想」の切り替え
  2. 伝達方法の切り替え
  3. ビジネスの進め方の切り替え

簡単なようですがこれがなかなか訓練が必要なことかもしれません。でも知ってさえいればなんとかやって見ようと思いますね。
まさにモードを切り替えるということです。

根本となる「思想」の切り替え

会議の時など、日本人はできるだけ反対意見を言わないようにしたりします。その為の根回しすら存在しますよね。

「〇〇さんはきっと反対するだろうから、先に手をっておこう」という感じです。
最初から結果がわかっているという会議も多いですよね。

でも「グローバルモード」は全く違いますね。
違って当たり前。むしろ違いを歓迎する文化です。

これが、なかなか出来ないんですよね。日本人て。
「相手に失礼」というふうに思ってしまったり、そこに妙な感情が生まれて、敵味方に分かれるみたいな感覚になります。

これが理解できていても難しい点です。
でもこれからは日本も多様性の時代。また世代間のギャップもあると思います。今まで同調圧力や協調性だけが求められてきた50代以上の世代も身につけていけたらなと思いました。

グローバル社会における最も大切な考え方として「人と人は違う。 そして違うことは良いことだ」というものがあります。
その思想があれば、相手の意見の優劣を問うのではなく、「あなたの意見もありますね」
「そして私はまた違う意見を持っています」という言い方を探っていくはずです。

大事なモードの切り替えですね。

伝達方法の切り替え

日本人の会議や打ち合わせでとても多いのが、「暗黙の了解」「長い物には巻かれろ」「言い出しっぺが損をする」というような、意見が出ないという前提に起こるさまざまな「察する」という文化です。

これを「空気を読む」といったりしますが、ここに至るまでには人脈やその人の立場やこれからの計画など、さまざまなことを共有して出来上がっています。

これが、初めて会った人や営業先でできるかといったらそれはないですよね。

と言うことで、日本は世界でも稀に見る「高度な伝達方法」を使っているようです(笑笑)

この「察する」に頼るコミュニケーション様式は、グローバルでは通じません。前提となっている「暗黙の了解」が果てしなく少ない世界だからです。
グローバル社会の本質は「多様性」にあり、どのような背景の人にも理解できるような話し方をすべきです。そこでは、話し方を「察する」から「確認する」方向に大きくシフトしていく必要があるのです。これは、なかなか大変なシフトです。
物事を話す順序も内容も変わりますし、質疑応答の機会も格段に増えます。

日本全体がグローバルモードになって行かなければならない。そう思うのはきっと私だけではないのではないでしょうか。

ビジネスの進め方の切り替え

日本の、「暗黙の了解」「根回し」という文化には人脈の深さや、近しい人間から意見を聞いて固めていくというビジナスの進め方があります。これが問題を起こさない堅実なやり方と思われてきたように思います。

肩書きが高くなると、そういう決め事の中で進めて聞かなければならないことも多くなります。

こういう事を「誰にでもわかる形で進める」という切り替えです。これは結構大変なことですね。

最後に

この3つの切り替えは、テキストの冒頭に入っていることで、その後この切り替えのさまざまな細かい考え方や実際の切り返しなどが載っています。

でも本当に勉強になったのは分かっていたような気になっていた「文化の違い」でした。

そしてこれは海外だけではなく、日本にいて、日本人同士でも必要になっているのではないかと思うものばかりでした。

英語力だけでなく、多様性を認め合う文化が日本にも必要な時代になっているということでしょう。

冒頭の部分だけ読んで見るのも勉強になると思うテキストでした。

 

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